December 27, 2022
BETA CAE Systems announces the release of the v23.1.0 of its software suite
ANSA/EPILYSIS/META/CAD data translator v23.1.0のダウンロードはこちら
About this release
最先端のエンジニアリングシミュレーション技術とその産業製品に献身するBETA CAE Systemsは、v23.x.xシリーズの最新バージョンをリリースしました。
v23.1.0は、自動化機能を強化するとともに、複雑さのマネージメント、拡張性が向上しています。
- Human Body Modelでは、ANSAではTHUMSファミリーの新たなバリエーションモデルを、METAではTHUMS M50-OおよびF05-Oをサポートしました。
- Isogeometric Analysisでは完全なソリューションを提供します。プリプロセスの強化とともにポストプロセスのサポートを行っており、LS-DYNA d3plotファイルから形状や変形結果を読み込むことができます。
- エアロダイナミクス分野では、ウォータータイトモデルの準備とサーフェスラッピング機能を強化しました。
- NVH分野では、新しいツールバーの導入やサードパーティーアプリケーションとのCo-simulationなどポストプロセスに関する大幅な機能強化をおこないました。
- EPILYSISでは、AMLS substructuringを用いたモーダル周波数応答のロードケースでSOL200最適化の計算速度が大幅に向上しました。
- KOMVOSでは、Machine Learning Predictionのパフォーマンスが向上しています。
- SPHソルバーでは、適用範囲を広げるとともに、実行速度の向上を行いました。
Contents
Unleashing the pre-processing potential in ANSA
Boosting optimization calculations in EPILYSIS
Further integrating our solutions in META
Process design and productivity excelled through KOMVOS
Streamlining results through SPH solver
CAD data translator
Recommended GPU (OpenCL Support) requirements
Virtual Machine Environment
Unleashing the pre-processing potential in ANSA
v23.0.0でTOPOとMESH機能の統合が行われましたが、ジオメトリとFEのメッシュのダイレクト編集をFEエンティティにも拡張することでさらに統合性を高めています。
CFDやエアロダイナミクスシミュレーションのためのメッシュ生成では、マルチコアによるパフォーマンスの最適化と異なるエリア毎のフィーチャーのキャプチャーが可能なユーザーコントロールといったサーフェスラッピング機能の強化を行っています。
以前のバージョンから既に導入されている Isogeometric Analysis(IGA)では、新たなキーワードを幅広くサポートしました。IGAパッチの管理もより効率的に行えるようになっています。
Crash and Safety分野では、Human Body Models Articulationで、THUMSファミリーの各種モデルで利用できるメタデータに従う姿勢をより多くサポートしました。V23.0.0から導入されたBicycle Configuratorツールでは、JSONファイルから各HBM Partの現在の角度の入力、またJSONファイルへの出力をサポートしました。
マルチボディシミュレーション分野では、KineticsモジュールでEquilibriumシミュレーションのシーケンスを時間領域で実行するQuasi-Staticシミュレーション、および動的システムの固有値計算を実行するシミュレーションタイプをサポートしました。さらに組み込みのBeam Generatorツールにより、Beam構造のモデリングを自動で行い、Rigid bodyのDOFを直接拘束できるようになりました。
構造解析分野では、Solid boltの新パターンをサポートし、以前のバージョンでAbaqus、Pam-Crash、LS-DYNA向けに実装したDirect job submissionの強化を行いました。Marc、 Nastran、Ansys、Optistruct、Permasをサポートし、モニタリングとエラーのハンドリングを行えます。
最後に電磁界分野では、解析結果のポスト処理のセットアップにANSAのASERIS pluginを利用できるようになりました。
Boosting optimization calculations in EPILYSIS
新バージョンでは、AMLS substructuringを組み合わせたモーダル周波数応答のロードケースのSOL200最適化計算の大幅なスピードアップを実現しています。モーダルモデル解析のためのモーダルダンピングマトリクスの作成とアセンブリのフルサポートも主要な機能強化のひとつです。
Further integrating our solutions in META
ポストプロセスにおけるグラフィック処理はMETAの強みのひとつです。V23.1.0では、360画像と動画の出力をデスクトップとVRの両方でサポートしました。
新バージョンでは、Isogeometric analysisのプリ処理からポスト処理までを包括するソリューションを提供します。LS-DYNA d3plot/d3igaファイルに含まれるIsogeometric analysis要素情報からジオメトリと変形結果を読み込むことができるようになりました。
NVH分野では、v23で注目すべき機能が多数搭載されています。Surface Polynomial Fitting Toolbarでは、ディスク状の変形構造に対してZernikeモード寄与情報を提供します。一方Damping Estimation User Toolbarでは、周波数領域と時間領域のカーブから減衰比を推定できます。Modal Transient Responseでは、Functional Mock-Up Interface (FMI)を介して、サードパーティーアプリケーションとのco-simulationが可能となりました。FRFコンポーネントをコンパクトな形式でmetadbに保存できるようになり、FRFアセンブリツールで使用する際のファイルサイズが小さくなったことで、I/Oパフォーマンスが改善されました。さらに、特定の2D responseのトップピークの結果に直接アクセスし、ナビゲートできるようになったことで、NVHアナリシストの生産性がさらに向上します。
以下では、すべての分野の各種機能開発に焦点を当て、その中から代表的なものをご紹介します。:
- Crash & Safety分野では、Human Body Models PosttoolでTHUMS M50-O、F05-Oに対応しました。
- 強度分野では、Marc HDFフォーマットをフルサポートしました。
- モールディング分野では、ESI ProCAST ERFフォーマットとMoldex3Dソリッドメッシュモジュールを導入しました。
- ANSYSの.cdb出力ファイルのANSAコメントからLaminate情報を取得し、初期の積層構造を再現できるようになりました。
Process design and productivity excelled through KOMVOS
KOMVOS v23.1.0 では、自然言語によるテキストクエリで、シミュレーションデータを検索できるようになりました。さらに Machine Learning Predictionでは、新たなインターフェースの搭載を行いました。PredictorのKPIのファーストレベルビュー、Prediction結果の直接切り替え、インタラクティブなPredictionなどまったく新しいインターフェースとなっています。また、Smart Samplingにより最適なデザイン探索が可能となり、ノーマルモード結果ファイルでトレーニングを行った Mode classifierは、あらゆるFEモデルのモードシェイプタイプを一般化し分類することができるようになりました。
Streamlining results through SPH solver
応用範囲の広さや実行速度の大幅な向上だけでなく、多数の機能の実装により、洗練されたプロセス実現のための地固めを行っています。例えば、シミュレーションプロセスは、境界の相互作用として付着力を考慮できるようになりました。また、流体の自由表面からメッシュの生成が可能となりました。また、新しいビジュアライゼーションモードにより、結果をより理解しやすくなっています。
CAD data translator
CAD-DATAトランスレーターでは下記のCADデータフォーマットをサポートしています。
-CATIA V5 (R7 - V5-R32) [.CATPart],[.CATProduct]
Tesselated data [.cgr]
-CATIA V6 (2011x - 2013x) [.3Dxml]
-3DExperience (2014 - 2022x) [.3Dxml]
-NX (CT based, Unigraphics V11.0 - NX1957,NX CR 2007) [.prt]
-NX (UG Open based, NX1872, NX1899, NX1926, NX1953, NX1980, NX2007, NX2206) [.prt]
-Parasolid (all - 33) [.xmt_txt],[.xmt_bin],[.x_b],[.x_t]
-Pro/ENGINEER (from WF3 to WF5),
PTC Creo Parametric 2.0 M140, PTC Creo Parametric 3.0 M020,
PTC Creo Parametric 3.0 M030, PTC Creo Parametric 3.0 M040,
PTC Creo Parametric 3.0 M090, PTC Creo Parametric 4.0 F000,
PTC Creo Parametric 5.0 - 9.0
-SolidWorks (2007 - 2022) [.sldprt],[.sldasm]
-JT (v8.0 - v10.8) [.jt]
-Inventor (2010 - 2023) [.ipt],[.iam]
-CoreTechnologie [.ctp],[.cta]
-Rhino(up to v6) [.3dm]
-ACIS(R27) [.sat]
Recommended GPU (OpenCL Support) requirements
ANSAおよびMETA(v14.x.x以降)をご利用頂くにあたり、下記GPU環境が推奨されます。
GPU :NVIDIA、AMD
OpenGL Version:3.3
GPU memory :1GB
OpenCL Version:1.2
Virtual Machine Environment
-Virtual Machine環境でBETA CAE Systems S.A.のソフトウェア(例:ANSA/EPILYSIS/META/CAD data translator)を利用する場合、
ソフトウェアを起動した本数分のライセンスが必要になります。
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-6-3
T: 045-478-3840 | Email: support@beta-cae.jp | http://www.beta-cae.jp
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